◯となみ織物×唐長
寛永元年(1624)から、ただ一軒受け継がれてきた唐紙の老舗唐長。
その唐長に先祖代々伝わる「輪宝文」を帯揚げで表現しました。
◯輪宝文とは・・・
「輪宝文」は、神さまのシンボルとされてきた『輪宝』に、富の象徴『宝尽くし』、
長寿『亀甲』そして『七宝繋ぎ』と吉祥柄で埋め尽くされた、大変縁起の良い意匠です。
輪宝文帯揚げの製作過程はこちらでご紹介しています。
→ https://goo.gl/WNjyd7
◯今では少なくなった制作方法
制作は、今では少なくなった板場で行われています。
長い板に張られた絹の生地。一色につき一枚の型を生地の上へ置き、色を刷り込む様に入れていきます。
職人が丁寧に、帯揚げの長さ分、何度も繰り返すことで、一枚の帯揚げを制作していきます。
現在では、この工程でつくられる帯揚げは少なく、インクジェットで印刷されるように製作されることが多くなっています。