◯総紗縫とは・・・
夏の織物代名詞である『紗』。
それをとなみ独自で改良を加え、緻密な紗織物『総紗縫』を作り上げました。
この総紗縫と呼ばれる織物は、『紗』ですので、夏や単衣時期に結ぶことができます。
また筬打ちを通常の3倍以上することで、透け過ぎない袷時期にも結ぶ質感に仕上がりました。
さらに副産物として、緻密に織り上げた織物は表現力があり、草花であれば枝や花の細部まで織り上げることができます。
◯総紗縫の半巾
上記の織物を半巾用の糸や組織で織り上げ、仕立てたものが、知る人ぞ知る、総紗縫の半巾帯です。
この総紗縫は、数を織ることができませんので、今までは近しい人への紹介だけでしたが、新しい職人や機を作って、
現在の形まで持ってくることができました。
◯半巾として用途
この半巾は、絹織物ですので質感や色目、風合い、結び心地等は最高の織物です。
また、軽くて結びやすく緩みにくいため、ちょっとした時にでも、サッと結べる(浴衣もOK)簡便さを持っています。
さらに、真夏でも真冬でも結ぶことのできる、オールシーズン対応です。
カジュアルな着物を着られる際には、常に選択肢に入れていただける帯でもあります。
帯芯を入れても210g台と、帯としては驚異的な軽さです。
※メンテナンスも通常の帯同様、承っております。
※半巾仕様に織・糸等に工夫を加えた総紗縫です。