◯仙福屋の利休バッグとは
仙福屋の利休バッグは、持った時の着姿を最大限美しく見せてくれるよう、企画段階から
幅・マチ・持ち手の長さなどミリ単位まで拘っています。
また縫製や裁断する職人も帯地の特性を知り尽くした、屈指の技術を持ち、ひとつひとつ丁寧に制作していきます。
織技術・意匠・縫製にこだわる『仙福屋の利休バッグ』は『美しさ』の面でいうと、他に類を見ません。
◯デザインについて
京都で400年続く唐紙の老舗『唐長』文様『南蛮七宝』を元に絹織物(帯地)で表現。
見方によっては、丸や星、花柄にも見える不思議な魅力を持つデザインです。
帯だけでなく着物としても秀逸で、合わせる帯や小物を選ばない大変使いやすい文様でもあります。
七宝つなぎと同じく、人の縁を繋ぐなどの縁起の良い吉祥文様としても重宝して頂くことができると思います。
◯織物にはビロード織
製織時には横糸と一緒に鉄線を織り込み、経糸をループ状に織り上げていきます。
その鉄線を織り込んだまま、必要な箇所をカットすることで、周りとの濃淡を作り出す、それがビロードとなります。

安土桃山時代の戦国武将が纏った天鵞絨をイメージされるように、光沢のある艶が大きな特長の織物です。
残念ながら、現在流通するもののほとんどの物は、鉄線とは異なる代用品で制作される様になり、織も平面的に。
しかし、このバッグのビロードは昔ながらの技法で制作しますので、光沢、立体感は美しい仕上がりとなります。