◯仙福屋の丸型ボストン/南蛮七宝文様
このバッグで使う帯地の意匠は『南蛮七宝文様』。
京都で400年続く唐紙屋 唐長の文様の一つ。
星と丸で構成されたデザインは、これ以上ないほどシンプルで帯や着物などの和装に取り入れても大変魅力的です。
また文様を作る2つの色の配色、織組織によっては花柄にも見えることもあり、小物の意匠としても可愛さや面白みがあります。
この『南蛮七宝』文様は七宝繋ぎの様に、連続文様であることから、人と人の縁を繋ぐ意味や永遠性といった大変縁起の良い柄、
吉祥文としての顔も持ったりと奥が深い意匠です。
◯バッグ制作の際は、着姿の顔『お太鼓』をイメージして制作しています。
『仙福屋』で制作するバッグは機能面はもちろんですが、特に『美しさ』に重点を置き制作をしています。
たとえば、着物でバッグをお持ちになられた際、それが帯に合わせる帯締めや帯揚げの様に、
着姿全体のアクセントになるようにとなる様にと企画しています。
帯地の織や色、意匠によっては、洋装での宝飾品の様に、バッグ一つで大きく変わる。
そんな存在感や雰囲気を醸し出せるように、一つ一つ帯地と向き合いながら、丁寧に作り上げていきます。
保存保存
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