◯仙福屋の懐紙入れ
仙福屋の懐紙入れは、絹織物である帯地の風合いを大切に制作しております。
使用する帯地には、京都西陣の帯メーカーとなみ織物の製織する帯地から、意匠・配色・風合いを基準に懐紙入れとして、
適切な生地を選び、使用しています。
◯制作へのこだわり
帯のお太鼓は着姿の顔とも呼ばれ、着物の華です。仙福屋では、その部分を上手く懐紙入れの中に収まるように、
イメージして裁断と縫製を行います。この時、帯地や絹の特性を十分に理解した、しかも熟練の職人の手によって、制作されます。
素材には、経糸・緯糸ともに絹を使います。
同じ糸を使っていても、それぞれの組み合わせ・色の太さなど、織り(織組織)によって、表現力・風合いが大きく変わります。
それが帯地を使う面白さにもなっています。
◯神坂雪佳の世界/二重織
帯地には最後の琳派とも言われる明治期の日本画家、神坂雪佳の図案集「海路図」。
この不思議な文様は、ヨーロッパへの長い船旅の間に描かれた、海から生み出されました。
市松文様が静かな水面を思わせます。
◎『神坂雪佳の世界』セレクション
⇒ http://www.senpukuya.jp/products/list.php?category_id=49