iKat/異文織 八寸名古屋帯

iKat/異文織 八寸名古屋帯

日本の文様が影響を受けた、シルクロード。
(今回は海のシルクロードになると思います)

大島紬の歴史を遡ると出てくる絣織物。
イカット。

つい最近も調べ物をしていて、ここに当たります。

昔からデザインは織っていましたが、最近になって織組織を変更し、
再び柄も制作しつつ、新しいシリーズでモノづくりをしています。

調べるとイカットの意味が『括る』や『縛る』ですので、
絣の織物には違いないですが、
となみ織物ではその絣柄を緯糸の織物で表現しようとしています。

そのために、新しい糸使いで織物を作り上げ、
発色もイカットらしさと、となみ織物の彩を加えられる様に
かつてないほどの色サンプルを織っています。

この文様の起源を遡る様なモノづくり、
シンプルな分、できることが多くあり、気付かされることも
本当に沢山あります。

八寸名古屋帯自体が、となみ織物が今まであまり制作していたなかった
分野ですので、いろんなチャレンジとなっています。

次はこの技法を叩き台にして、
縮緬縞/八寸名古屋帯に入っていたいと思います。

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