◯数寄屋袋とは
数寄屋袋は懐紙入れより一回り大きなサイズの袋物です。
懐紙入れのように「袱紗・扇子・懐紙・菓子切」を入れたり、替えの足袋を入れることができます。
小物入れとしてもお使いいただけます。
◯使用する素材について
仙福屋の数寄屋袋で制作する素材は、京都西陣の織元となみ織物の織る帯地、『紹巴織』。
経糸を覆い隠すほどの横糸で緻密に織り上げることで、豊かな表現、絹独特の光沢や風合いを持った帯地です。
◯南蛮七宝の数寄屋袋
となみ織物×唐長
寛永元年(1624)から現在まで。ただ一軒受け継がれてきた唐紙の老舗『唐長』。
その唐長に先祖代々伝わる「南蛮七宝」文様の帯地で、数寄屋袋を制作致しました。
文様を構成する2つの色の配し方によって、または人によって星や丸に見えることも、
花柄に見えることもあり、デザインととしても大変面白みがあります。
また『七宝つなぎ』の様な連続文様でもあることから、人と人の縁を繋ぐ意味や永遠性を持ち、
吉祥文としても大変すぐれている柄です。