【紗楽とは・・・】
夏の織物代名詞である『紗』。それをとなみ独自に改良を加え、緻密な紗織物『総紗縫』を作りました。
この紗楽では、さらに紬糸を横糸に通し、紬の節が活きたカジュアル感のより強い織物を作り出しました。
ベースとなる織組織は『紗』ですので、夏や単衣時期に結ぶことができます。
筬打ちを通常の3倍以上細かくすることで、透け過ぎない生地感は、袷時期にも結べる、大変用途の広い帯になりました。
緻密に織り上げる副産物として、紗とは思えない表現力も大きな特長の一つです。
【紗楽の半巾】
上記織物を半巾用に織り、半分に折って仕立て上げたモノが、知る人ぞ知る『仙福屋の半巾帯』です。
そもそも、この織物を織ることのできる職人や機の台数、ともに少なく数量は限られた数しかできません。
そのため、今まではとなみ織物と近しい人への紹介のみの帯でしたが、新しい職人や機を作って、現在の形にすることができました。
【半巾として】
絹織物ですので質感や色目、風合い、結び心地等は最高のものです。
また、軽くて結びやすく緩みにくいため、着物を着てお出かけが億劫にならず、ちょっとした機会にでも、着物を着る機会が増えます。
浴衣とのコーディネートもOKですので、使い勝手に大変優れています。
TPOもとしては、真夏でも真冬でも結ぶことのできる、オールシーズン対応となっております。
そのため、カジュアルな着物を着られる際には、常に選択肢に入れて頂きたい帯です。
帯芯を入れて本仕立て後でも、帯の重さはわずか240g台と、帯としては驚異的な軽さです。
※京小袋ではありません。
※メンテナンスも通常の帯同様、承っております。
※総紗縫の織物を半巾仕様に工夫を加えモノづくりしました。